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自作エロRPG『退魔戦姫シオン(仮称)』の制作記録

【雑記】『惡の華』、ロトスコープによる再発見

話題になっている『惡の華』を観ました。もうとにかく凄いとしかいいようがないです!
既存の価値観を揺さぶられるっていうんでしょうか。
ものすごいショックを受けました。


『惡の華』は全編に渡ってロトスコープという手法が使われています。
予め実写映像を撮影して、それに合わせて作画していくという手法です。
手法自体は昔からあり、ディズニーの『白雪姫』でも使用されていました。
過去には『涼宮ハルヒの憂鬱』や『Angel Beats!』のライブシーンでも
作画参考に使用されたそうです。ただ全編というのは殆どありません。
理由としては手間がかかること。
あと映像に合わせてハメこむというのはあまり創造的な作業ではなく、
アニメーターにとっては"逃げ"と思われていた部分があったからです。


ただ近年ではロトスコープを利用して面白い作画をしようという一派もいます。
代表的なのが『ナルトOP』や『新世界より』EDを担当された山下清悟さん。
下は山下さんが参加されたナルトVSペイン回。
ペインの顔が凹むシーンは、水風船が地面と衝突して凹むのをハイスピードカメラで撮影した映像を。
ペインが水の上を走りだして足がギャグ漫画みたいにお化けになっていって
最後には浮く(笑)シーン(ペインコプター)は、すり鉢の中をボールが回転して
だんだん速度が上がって落ちていく映像を参考にしてるそうです。




『惡の華』に話を戻すと、ものすごく無駄な動きが多いんですよね。
リアル系作画として知られる沖浦啓之さんや井上俊之さんのものは、
かなり整理されたものなんだと認識させられました。
(興味のある方は「作画 沖浦啓之」などでググればMADが出てきます。)
お二人の作画の魅力は重心移動など力の流れを感じ取れることであったり、
普通のアニメでは省略されがちな仕草が描かれている事だと思います。
そして観ると「あぁ、そうそう!そんな感じ!」って納得できる気持ちの良さ!
ただ『悪の華』を観ると、リアルっていうのはもっと不純物たっぷり。
お二方の作画はあくまで"リアリティ"であって"リアル"ではなかったっていう
当たり前と言えば当たり前なんだけど衝撃でした…。
(別にdisってる訳じゃないです。逆にお二方の落とし所は見事だとも再認識しました。)


普段見過ごしてる不純物が無から描かれると知覚せざるを得なくなる。
意識が処理している以外の事を感じ取ると気分がよくない。
運転者では大丈夫なのに同乗すると乗り物酔いするあの感覚と同じなんでしょうか。
だからか映像的には快感がない。そしてそれは演出としては狙い通り。
キャラから影なくしたり、声優の抑えた演技、環境音主体の音響とアニメっぽさがないのも正解。
あとFIX主体でレイアウトがすげえ決まってる!
これをアニメでやる意味あるのかという議論があるけど、
実写でやると脳が映像を当たり前とのものと認識してしまって
ここまで気持ち悪い映像は作れないと思いますね。
予算と手間かけて気持ち悪い映像を創る。だけど、それに引き込まれてしまう。
ここまでクレイジーだと見届けるしかないかなw


あれ?ここは触手エロゲー制作ブログだったよね。
あ、新しい体験版もちゃんと準備してるにょろ~!
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[ 2013/04/04 21:25 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)
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